第10章 ユニークスキル
飛び降り?
そうともとれるような状況に、今あった。
高所恐怖症の克服
例の自殺名所、始まりの街の西側テラスの手すりの上に立っていた。
というのも、話は数十分前にさかのぼる。
ケイト「頼む!;
どうしても落下感が怖く感じて、上空にいると身がすくみそうになるんだ!;」
キリト「ボス戦の時は大丈夫だったじゃないか」
アスナ「とっても凄かったわよ?無尽連斬!^^」
ケイト「でも、落下する感覚がどうしても苦手で;
ボス戦の時は、ボスに意識が向くし集中できるから大丈夫なんだけれど;」
キリト「落下していると自覚してしまうと、それが無理になるというわけか;」
ケイト「そうなんだよおおおお!;」ずうううん
アスナ「そういえば前に階段の時に怯えていたわね。
キリト君が面白がっていたずらしていたもの」じとー
キリト「うっ;
それは…可愛いから、つい;」たらたら
アスナ「へえー。怖がっているのをさらに怖がらせて楽しいんだ」じとおおお
キリト「す、すみませんでした;」たじっ
(その件については51ページ参照)
ケイト「それよりも!
頼む!高所恐怖症の克服、手伝ってくれ!;
上にいるって解っても大丈夫だって思えるぐらいに」土下座&両手あわせ
必死に懇願してくるケイトに、俺達が断る理由もなかった。
そして、そのまま練習に付き合うことになったのだが…
前に行っていた自殺名所とも言える、始まりの街・西側テラスが一番怖いとのことで
そこで練習することになった。