第8章 レジャーランド
9~11階の北エリアには、トレーニングエリア。
現実世界でもあるように、ダンベルなども使うことで
『どのように動けば、より効率的に力を伝えるか』についての勉強を主にされている。
9~11階の南エリアには、暗室で各々に個室が与えられて、ゆっくりと眠れる。しかも鍵付き。
キリト「早い話が宿だな」
アスナ「こんな宿があったら私は死んでもいい…」うっとり
キリト「おいおい;(苦笑)
まあ、気持ちはわからないでもない…かな」ふっ
アスナ「でしょ!!?」キラキラ
キリト「ああ」微笑
アスナ「警備もついているから安心安全なのが売りね。
担架で寝ている相手を無理やり圏外所か外へ引きずり出そうものなら、すぐ呼び止めて護ってくれるから」
キリト「だな」
アスナ「たった200コルで全部の施設を使えるなんて…」キラキラ
キリト「?100コルだぞ?」
アスナ「え?」
キリト「一人100コルだ。入館料は」
アスナ「…ええ!!?
たった500コルで温泉に食事にトレーニングに買い物に」
キリト「待て待て落ち着け;
100コルで泊まれるが、外へ出たらまた入館料がいることになるんだ。
それに食堂での食事は400コルとして、他のは別途料金だろ。
基本3食だから1200コル、でも一日じゃ探索し切れないから3日ぐらいは入り浸るのもありかもな。
この階の西エリアには修業場もあるし」
アスナ「全部施設を利用しても…100コル以上にはならないのよね?」
キリト「ああ。
そりゃ買い物や食事は別途料金だけど、それ以外の支払いは全て入館料の100コルだけだな。
実質、1日使うとすれば1300コルか」
それを聞いた瞬間、私は決めた。