第8章 レジャーランド
クライン「でも跳躍で行けば越えられるんじゃね?」にやにや
キリト「それはダメだろ」きっぱり
クライン「はあ…でもいいなあ」
キリト「ん?」
クライン「いや…
魅惑の花園が隣に//」にやにや
キリト「顔がやばいことになってるぞ;」
ケイト「というか、会話が丸聞こえだねえ」
アスナ「そうね…
でも防犯設備はどうなってるの?
やっぱり、登ってこられたり飛び越えられたら…」たらたら
想像しながら話した時、冷や汗が自然と滲み出てきた。
でも、それは杞憂だったみたいで…
ケイト「そこらへんは大丈夫」きっぱり
アスナ「え?」
ケイト「ああなるから」
アスナ「へ?」
そう言いながら石鹸を男女の空気が繋がった所、壁の上へと投げつけた直後
その壁が突如として動き出し、天井まで閉まった。
アスナ「ええ!?;」
ケイト「あるトラップ部屋があってね。
プレイヤーが逃げようと扉に近付いた瞬間、自然と閉まるタイプなんだ。
その際にはトラップ部屋の中で湧いた敵を全て倒して、あるスイッチを見つけ出して押さなきゃいけない。
そして調べてみると、部屋の内側の扉には『プレイヤーが近付くと扉を閉める&敵湧きの罠を作動させる』、外側には『閉まった後は誰も入れない』ってプログラムが組み込まれてあった。
その両側の扉に、分解を使って素材を取ったんだ。
その中で『プレイヤーもしくは物が空いた扉へ近付くと自動で閉まる&通さない』って効果を与える効果を示すものを、実験して導き出した。
あとはそれを、壁に合成するために必要となる分まで分解を続けてって集めるだけ。
あれは破壊不可のものだったから自然修復するし、トラップ部屋にある偽宝箱をいじらない限り閉鎖しないから取り放題♪
それから、壁の上部分のみ合成で組み合わせたんだ。
だから空気は繋がってても、その上部分へ近寄ることはアイテムであっても人であっても不可能ってわけ^^♪
ずっと閉めてちゃ空気循環的に悪いしね」にっこり
アスナ「そんな手間のかかることをやってたのね…」
その過程と閃きに、私は唖然とした。