第46章 お泊り・5日目
ケイト「では-*-=+となる理由について説明します。
+3とは、つまり自分のもとへ3個荷物が来ますね?」
シリカ「うんうん」
ケイト「それが1回ということは、3個が1回、つまり3個貰えるということ。
3×2だと3個の宅配が2回来る、つまり6個貰えるということ。
ですが、マイナスの場合はその流れが逆になると考えましょう。
3個手元にあったものが飛んでいくというイメージです。
なので+3に-1をかけられると手元から3つの荷物がどこかへ送られていく、奪われたと考えましょう。
つまり自身にとって-3とは何かを考えていくと、先程言ったような状態となります。
ここまではいいですかー?」
シリカ「はい!」
ケイト「それに-1をかけられるということは、その-3の流れが逆になると考えましょう。
-3が一回起こります。すると、3個の荷物が手元から無くなりますね?
それを示す表示が-3*1
その1がマイナスとなるとどうなるか…奪うそれが逆になる。
つまりを言うと3個の荷物が返ってくるということ。
すなわち、自身にとってプラスになります。
マイナスにマイナスをかけるとプラスになるのは何故か。
それに関してはマイナスの流れにさらにマイナスを加えれば逆にプラスに戻るというイメージでとらえましょう」
シリカ「すみません、もうちょっと噛み砕いて下さい;」
ケイト「そうだね。じゃあ実際にやってみよう。
手元の装備を2個下さいな」
シリカ「はい」
ケイト「これが-2」
シリカ「そうですね」
ケイト「それに-をかけるというのはどういうこと?」
シリカ「ええっと…」
ケイト「-2に+1をかけるとどうなる?」
シリカ「-2*1、-2の作業を一回分ですよね?なら-2です」
ケイト「つまり2個奪われる行為が1回分。
+とはその前にかけた流れはそのままというイメージとなるね?」
シリカ「はい」
ケイト「+3*-1だと?」
シリカ「-3ですね」
ケイト「要するに、与えられるはずだったプラス方向が逆に奪われること、マイナスになった。
つまり、その「流れを逆にする」のがマイナスだと考えるといい」
シリカ「ふむふむ」
核心に迫りましたね。