第45章 お泊り・4日目
クレハ「調子に乗って地下20mまで掘り続けていたらたまたま温泉が湧いて出たらしく、赤城山や大沼の神様に思わず祈ったそうです。
1500年続くのもまた神様の恩恵だと思っていますよ」合掌
『おおー』
キリト「もしかして、温泉の水はそれ?;」
クレハ「よくわかりましたね。その通りです」
ケイト「家の水は普通の湧き水だったよね?」
クレハ「ええ。地下の別地点からの湧き水です。
成分的に同じでないのは残念ですが、良質な軟水なので健康にもいいらしくそのままでも飲めます…水道代も浮くのでそのまま使用しています」
『えええ!!??;』
クレハ「えっと…どうしました?;」
ケイト「トイレに使われてると思っておっかなびっくりしてるんじゃない?」
クレハ「え!?;た、確かに水自体は軟水を使ってますが別ですよ?
地下で育てている畑に肥しとして使っていますし!;」
『自給自足…侮りがたし;』←6人の心は一つとなっている
ケイト「便秘になった時は温泉の水飲めば改善するから問題ないんだよねえ」
クレハ「ええ。その為回復するのも比較的早かったですし」
ケイト「訓練でも疲れにくくなったしね」
クレハ「血行もよくなっているので、気も充実しやすいのでしょう」
キリト「それ…公表する気は?;」
クレハ&ケイト『ない』
ケイト「無駄にギャラリーが湧いてくるし食いついてくるのは目に見えてる」
クレハ「人に使ったり広めればその分責任もかかります。
人の欲に振り回されるぐらいならば個人だけで使います。
よって、困っている人にしかあげるつもりはありません」きっぱり
『そこは限定してるんだ…;』
シノン「…ねえ、案内は?」←当初の疑問
クレハ「はっ!)そうでした!
像を右に曲がるとダストシュートの出口となります!
そこに普段はゴミが集められるんですよ?
ただし丈夫な袋に詰めてから流しているので中は綺麗です。
その清掃も清掃員の業務に含まれていますからね!」
『なるほど』