第42章 お泊り・1日目
『え?』
スグ「ちゃんと人の本質と向き合えてないだけだったわけだし、そもそもケイトさんの人格自体そういうのでもないし。話せばすぐわかりますよ。
ろくに本質と向き合えても見えてもないのに、その父親の件も環境さえも知らなかったわけだし…
そういう人に限って行動一つで人は決めつけるくせ、逆に人にされれば嫌だって怒り出すんでしょ?
そういった自分の非も認めず、恨み事だけで本質まで全部を決めつけて貶し続けてきたわけなんだし…
同じ理屈で言ったらこの人達の本質ごと「嫌な人」って決めつけてもいいことになっちゃうよね?
人を追い込んで考えや主観を歪ませた張本人だし、人の人生の青春を奪ったわけだし」
アスナ「だから…
「人生の中で、10代という時間は、その年の時間は決して返ってこないだろう」ってお母さんに言ってくれたんだね、ケイトちゃん…」←哀しそうな眼をケイトに向けてる、1321ページ参照
シノン「人の本質を直視できなかったんじゃなく、直視しないって選択肢を取ったのよ。
まあ最初にされたのがそれだったとしたらそういう眼を向けるのはわからないでもないけれど、そういういい部分を見ても聞いてもなお頑なに考えも改めないし変えようともしない時点でどうなのよ。
自分の恨みや都合の悪いことだけ見て、否定しないケイトや周囲を笠に着て、その偏見を周囲にばらまいて都合のいい環境に甘えてるだけでしょ?
「私は被害者だー!」って叫んでる人がいたら真っ先に疑いたくなるわね。
目の前にいる人が人だけに」じろっ
「…;」←もう何も言えない
やれやれ。抱き締めながら縛るのは一苦労ですね。
シリカ「大阪って魔の巣窟なんでしょうか?;」青ざめ
リズベット「そんなことないわよ。大阪のおばちゃんとか優しい人だって少なからずいると思うわ。
そんな人達ばかりなら、大阪なんて成り立ってないと思うし。
まあ犯罪率は15年以上前から断トツのトップだけど」汗&目逸らし
シノン「こいつみたいなタイプはそりゃいるでしょうね。全国どこにでも」睨&腕組
中々に饒舌な言葉が続きますね…;