第42章 お泊り・1日目
クレハ「では裏口から入りましょう」
リズベット「え?今度はそっちの家に泊まるの?」
ケイト「というよりクレハと2人暮らししてる場所がこっちだから」和風屋敷指差し
クレハ「靴については玄関に運びますので」
キリト「いやいや、なら玄関口から入るよ。運ばせるのも悪いし」
アスナ「うん!やっぱりちゃんと表から入らないとね^^」
ケイト「う~ん…そうだね。確かにたくさんの人が入るにしては狭いし」
クレハ「わかりました。では参りましょうか」
シノン「それにしても…
渡り廊下の下を通り抜けてるわけだけど、いいの?;」
ケイト「家の敷地ではないし、ただ上空で繋げてるだけだから大丈夫。
階段みたいに上にあがって、それからまた下がってってなってるから」
キリト「道場に入口はないのか?」
ケイト「ない。
というか家に入ってからじゃなきゃ入れない造りになってるんだ。
神聖なものって扱いだから」
『へえ』
そうして玄関に辿り着いてから靴を脱いでもらい、靴箱に直しました。
というのも、スキー用の靴が既に玄関にて用意されているからです。
シノン「これ、つまらないものだけど良かったら」
ケイト「ありがとう」微笑
シリカ「はっ)…まさか、家についてから渡した方がよかったんでしょうか?;
ヘリの中で渡しちゃいました;」ずううん
シノン「?別に大丈夫のはずよ?要は気持ちだから」
リズベット「そうそう。気にしないの!
私なんて持ってきてないんだから!」
アスナ「リズ…それはちょっと;」
キリト「うん;」
スグ「でもまあ…私達も2人で1つを渡すなんてことしちゃったけど;」ずうん
クレハ「落ち込まないで下さい。無くてもあっても構いませんし気にしません。
こんな田舎にわざわざ来ていただいたのですから、私としてももてなしたいですし。どうぞ気楽に構えて下さい^^」
『…//(心が広い』
そう言葉をかけた後、頬が緩んでいました。ケイト以外は。
ケイト「そうそう。というかご飯速く食べに行こうよ。冷めちゃうよ?」
『そうだった!!』ばっ!!
その瞬間、皆は揃って血眼になって
我こそはと急ぎながら、競い合うかのようにスリッパを履き出しました。
競争しなくとも食べ物は消えて無くなりませんが…?;