第41章 冬での一時
ケイト「なるほど。じゃあさらに上にあるでっぱりは?」
シノン「それはリアサイト。着弾位置を微調整できるようつけられてるのよ。
一度前へ構えて覗き込んで見て。凹形になってるでしょ?」
ケイト「うん」
シノン「その中へ的が入るようにして撃つのよ」
ケイト「なるほど。より銃弾を当てやすくする為のものか。
あ。銃口にあるでっぱりはちょうど真ん中に来るようになってる」
シノン「それはフロントサイトといって、役割はさっき言ったリアサイトと似たようなもの。
的に当てやすくする為に付けられてるものだと思っていいわ」
ケイト「ふむふむ。
ありがとう。とても為になったよ!」
シノン「どう致しまして(微笑)
じゃあそろそろ実戦に行きましょうか」
ケイト「うん!^^」
それからシノンはケイトを連れて、実際に試しに撃てる場所へ移動していった。
その道中で、一つだけ尋ねた。
キリト「なんか…俺と違うくないか?態度が」
シノン「興味を示してくれている上、身を入れてちゃんと聴いてくれるんだから、そりゃ親身にもなるでしょ?
熱心に理解しようとしてくれているんだから、私もそれに応えたくなるし。
誰かさんはそういう使用する武器に興味も持たずに聞いてこなかった上、勝手にバンバン撃ってたじゃない(腕組」じろっ
キリト「うっ;」ぐさっ
シノン「所で、何で細かい部分まで全部聞いてきたの?そういう人、中々いないわよ?
(だからこそ、つい親身になって応えちゃったんだけど…」
ケイト「使うのなら、ちゃんと武器の仕組みまで理解してないと応用できないでしょ?
これから共に戦場を切り抜ける相棒なんだ。
大切に、適切に使わないと私が銃だったら嫌だからね」にっこり
シノン「…(ぽかーん)
…なるほどね。
確かに、私が銃でも嬉しいわね^^」くすくす←どこか嬉しそう
一通り説明を受けてから、実際に撃つ練習をしに行くことになった。
シノンの奴、絶対1丁は持ってるだろ←キリト個人の感想