第40章 窮地
2025年12月14日(日)、PM7:00
御茶ノ水にある病院にて、私の家の専属医を介してHIVの治験が行われており
その結果の詳細についてはその日に受け取りに行くとの話が予めメールでしていました。
ただ、その治験の結果は患者さんの個人情報と治療経過なので
それについてはインターネットを介せば流出の危険性がある為、メールで渡すわけにはいかず直接取りに行くと方針が固まったわけです。
専属医については別件で忙しいので来ていません。
お爺様が今月の28日に97歳にもなるわけなのですが健康診断をさぼっており、嫌だ嫌だと駄々をこねて逃げ回り続けていたため
無理やりにでも縛り付けてでもやる!!との強硬手段で忙しいので、急遽代理として行くことが決定したのが今日の昼のことです。
事の成り行き↓
プルルルル♪
クレハ「はい、こちらは飛龍で
専属医『すみません!!私、当家の専属医をしていますがお爺様が逃げ回っているのです!!助けて下されえええええ!!!!』半泣、縋るような大声←取り乱してます、滅茶苦茶取り乱してます
クレハ「きーん)…耳が;」がくっ←跪いた
ケイト「がばっ!!)何事!!?;」←飛び起きた
ミー「み?(ぴくっ」寝ぼけ眼←半分起きた
耳がつんざくような大声と共に放たれたそれ(音波)はリビングにまで響き渡り
二次災害が起こっていました。ええ、ケイトとミーが起き出すということが!!;
せっかくの休日だというのに!;←のんびりしたかった人
専属医『おやすみの所すみません!!;どうか!どうかああああ!!!;』
クレハ「お爺様の健康のことですね。わかりました。
屋敷の屋上にマイクを設備してください。
少々大声が響くことを周囲にも通達しておくのも忘れずに」
専属医『ありがとうございますううううう!!!;』号泣
その後、「屋上から飛び降ります」と宣言し
お爺様が血眼で走ってきた所を「一度は」捕らえさせました。
しかし、問題はここからだったのです。