第37章 テイマーズカードドラフト
融合は20体まででき、融合した後は必ず召喚獣として現れる。
そのレア度やステータスはバディとしての契約後にしか解らず、融合した本人としか契約できない。
カードに戻してさらに融合という手もあるそうだ。
が、私はそれはしない。
幸運アイテム100%を使った上、UR20体だからなおさらだ。
メニューから融合を選択すると
『融合プログラム起動』という表記と共に、青い透明な四角錐が現れた。
カード一覧の中から選択できるようで、全選択をチェックする。
ここで21体だったら警告が来るから注意だ。そこで幸運を使えない。
フェアリーのチェックを外すと、フェアリーに1と表示されていたのが0になる。
フェアリー以外のUR全てが選択されているのを念入りに確認した後、見計らったかのようなタイミングで通知が来た。
ケイト「?さっきの売店からの通知?
「先程買ったフェアリーは大切に使ってください」
あいよっと」
それを読んでから○を押した。
融合に使われる可能性もあったから、売店から連絡が来たのだろう。
カード用の装備もまたカードであり、それと同時に融合対象にもなり得るから余計だ。
ケイト「計20体を融合…開始!」←確定ボタンを押す。
そんな中、青い四角錘が白く光輝き出した。
ケイト(URが最高のレア度、果たしてどんなカードが?)ドキドキ
そう想いを馳せている間も融合プログラムは進んでいき、昼の太陽を思わせる閃光がほとばしった。
ぐぉるぉおおおおおおおお!!!!!(レア度:?)
ケイト「!!!!!!!!!!!!!?????」びくぅっ!!!
聞いたことのないとてつもなくでかい雄叫びと共に、今までに見たことがないとんでもないものが現れた。