第6章 ギルド
例の1989人の内、もともとセリオン防具一式を持っていたものが非常に多かった。
そのため、ドロップ率を上げるアイテムを集める部隊と
それまでに素材を集めるために狩りを続ける部隊とで手分けした。
その結果、持ってない人へは行き渡るまで一日で終わった。
(持っている人達の分は外見を統一するために作り直した)
服やズボンなどに刻まれた『青いライン』は《青空》、
白地は《白い鳳凰》、
命を懸け、命を助けるという意味で《十字架》を刻んだ。
何故十字架が金色なのかというと、花火のように一瞬で儚く散る《輝かしい命》を現わした。
両袖の肩へ「十字架」を刻んだ理由に関しては、『各々の心構え、双肩にかかっている』という意図を込めてだ。
要するに、責任や義務を負うということ。
まずは常に2人1組で、連携を重視することにした。
理由はいざという時(攻撃された時)視野を広げつつ、片方が受けている間に至急連絡を、といったことができるようにするためだ。
一週間徹夜&ぶっ続けという過酷な修業を付けたのも、全員に等しく自衛の術を身に付けさせるためでもある。