第35章 結婚式
並んで待っている間に「計画表」を改めて見せた後、ケイトから軽く質問を受けました。
ケイト「朝5:00起床、朝食を済ませる。
朝6:00からメイク等の準備開始。
7:00からアニマルキングダム・パークにてウェディング・ポートレート開始(1時間ほど)。
10:00に結婚式場へ移動した後、結婚式か…
でも肝心の結婚する場所って一体どこなの?」
クレハ「言っていませんでしたか?
ディズニー・ウェディング・パビリオン。
ウォルトディズニーワールド、叔父様のホテルから近い結婚式場です。
ただ、アニマルキングダム・パークで午前8時前に写真を撮る早朝プランとなっているので
先に写真を撮ってからとなりますが」
ケイト「…そうだったんだ;」
クレハ「何故ウォルトディズニーワールドか、教えましょうか?」
ケイト「う~ん…その時になってから知りたいな。
だって、私はその場所の光景とか何も知らないし。
実際に着いて、自分で考えてみて、それでもわからなかった時に教えて欲しい」微笑
クレハ「わかりました」微笑
そうやり取りを交わした後、私達は自然と微笑み合っていて…
気付けばそっと私へ向けて差し出された左手に、私もまたケイトの前へ右手を差し出し、互いに絡め合っていました。
クレハ「憶えていますか?」
ケイト「うん、もちろん」頷
クレハ「100層ボスへ挑む前夜、こうして手を絡め合わせましたね」微笑
ケイト「頷)うん^^
あの時の私は…生き残っていいのか、わからなくなった。
でも…一緒に帰りたい。あなたとの人生を、これからも歩んでいきたい。
そんな言葉に、私は生きようって思えた。
是が非でもクレハを帰して、そして…また、一緒に……
強く、そう思ったんだよ」にっこり
クレハ「ええ…私も、そればかり考えていました(微笑)
でも、あなたは自身の手を穢したこと、他人の手まで穢させてしまったことをいつまでも悔いていました。
ラフィンコフィンの件、あれは仕方のないことです。
ただ一つの命とはいえ、誰でも彼でも楽しんで殺しをする輩を放置していればもっと死人は増えたでしょう。
しかし殺したという点は変わらない。穢れているかもしれない。
その悩みが、そう思わせたのでしょう」俯
それでも…それでも、私は――