第32章 新ALO
クレハ「じわっ)…っ…バカ」ふいっ
ケイト「え?クレハ?」おどおど
クレハ「それを言うなら…あなただって…っ」涙目
ケイト「え!?クレハ!?(ぎょっ!)
(泣きかけてる!?」あわあわおろおろ
クレハ「あなただって、たくさんっ…」涙
ぺたん(クレハがその場に座り込む)
クレハ「うっ…ひっく…ううっ!」肩震両手で顔覆う
ケイト「ガーン!!)泣かせたああああ!!!!)
クレハしっかり!どうした?何があったの?どうしたの!?」おろおろ
クレハ「ひっく…ひっ…えっ」ぐすぐす
ケイト「え!?」
クレハ「だい、じょうぶです」ぐす
ケイト「見るからに大丈夫じゃないよ!?;)
そっか…なら、よかった^^(なでなで)
(色々と、思うところがあったのかな?)
クレハ…私さ」
クレハ「?何ですかっ?ひっく、ぐすっ」
ケイト「お金よりも何よりも掛け替えのない存在だって伝えたかったんだ」
クレハ「え?」きょとん
ケイト「クレハじゃなきゃダメだった。
クレハだから、取り戻せた。大丈夫だって信じて、ちゃんと自分と向き合うことができるようになった。
クレハは、それ以上のものを持ってる。今までに会った人たちの中で、一番魅力的だった。
強くて、優しくて、ちょっと怒りん坊でさ(くすっ)
とっても…慈愛を持った人で、理解しようとしてくれる人で…私、クレハに会えて本当に嬉しいっ(涙)
それだけで十分、だって思えるぐらいっ
私は、幸せだって…心から笑うことができた。
だからクレハ…ありがとうっ
本当の本当に…ありがとうっっ」ぼろぼろ
ぎゅうっ
そう涙ながら抱き締めてくるケイトに、私は抱き返しました。
クレハ「あなたは…本当に変わりませんね。
いつだって唐突で、泣き虫で…優しくて……
いつもいつも…人のことばっかりっ
自分のいいところとも向き合いなさい、バカっ」ぼろぼろ
ケイト「うんっ…向き合うよっ…向き合うからっ
ぐすっえっぐ
生まれてきてくれて、出会ってくれて、本当にありがとお……大好きだよっ」
クレハ「いつも感謝しています。あなたが隣にいること、寄り添ってくれた時間、笑い合った時間っ…その全てが、本当に愛しいっっ;
ありがとう……礼の言うのは、感謝しないといけないのは私の方っ」ぷるぷる
ケイト「私だって負けてないんだからね!!ぐすっ」涙