第4章 中華な翔ちゃん
翔side
俺は櫻井翔。
俺のことはもう知ってるだろうから、俺についての細かい説明は省略させて貰うとして…( -ω- `)フッ
俺は今、雅紀のマンションに向かって車を走らせている。
収録終わりで、若干疲労感があるのは否めないが、雅紀にあんな風に真剣な顔で頼みこまれたら…断り切れなかった。
何でも俺に相談したいことがあるらしい。
俺に泣きついてくるくらいだから、よっぽどのことなんだろう…(;´・ω・)ウーン・・・
そう思っていたのに…
チャイムと同時に開いたドアの隙間からヒョコンと出た雅紀の顔は、スーパーアイドル相葉ちゃんの顔だった。
その顔を見た瞬間、一瞬だけど苛立ちを感じた。
疲れのせい…だとは思うけど。
でも同時に、ホッとしたのも本当で…
「どうぞ、入って?」
俺は雅紀に言われるまま靴を脱ぎ、部屋に上がり込んだ。
「そこ座って?」
リビングに通されると、雅紀が俺の手からボストンバッグを受け取り、ソファーを指差した。
初めて来たが、案外綺麗にしてるし、なによりとても落ち着く。
所々に飾られた、満面の笑みを浮かべた中華風の人形や、パンダ…だろうか…、が中華をこよなく愛する雅紀らしくて、俺は雅紀に見えない様に笑いをかみ殺した( ´艸`)プップップッ
「で? 相談って何?」
切り出した俺に、ビールを両手に持った雅紀がニヤリと笑った‥σ(๑• . •๑)?