第8章 アカデミーな相葉ちゃん♥
「あ〜、済まないが相葉君…。どうやら私の腰が、君の素晴らしい演技に完全ノックアウトされてしまったようでね…」
ああ、何とも小っ恥ずかしい…(>_<)
「えっ、大丈夫っすか!!」
大丈夫じゃないから、こうして恥を忍んで打ち明けているんだが…
「そう大したことはないんだがね、ちょっとその…なんと言うか…、私を編集室まで運んではくれないかい?」
最早恥も外聞もあったもんじゃないな…
「へい、合点承知之助だい!」
ほおほお、何とも頼もしいことで…(*^^*)♪
「その代わり、っちゃなんなんすけど…、次の映画も俺を使って貰えますか?」
交換条件とは…
どうやら私は相葉雅紀という男を少々見くびっていたようだ。
だが仕方ない。
背に腹はかえられんか…
「ではこちらからも条件を出そう。今後、公私共に私のパートナーになるか?」
「マジっすか( °◊° )」
マジっすよ♪
相葉雅紀程の逸材には、そう滅多に出会えることは無いからね。
「どうだ? 私の手にかかれば、アカデミー賞だって夢じゃないぞ?」
さあどうする?( ̄▽ ̄)ニヤリッ
「その話乗った! これからも宜しくっス、監督♥」
(`L_` )ククク、可愛い奴め…
「ああ、こちらこそ宜しく頼むよ、私の名俳優君♡」
その後、相葉雅紀を主役にした私の映画が、どの賞にも引っかからなかったのは、言うまでもない…。
そして私は今、相葉雅紀以上の俳優を求めて旅をしている。
もし私に撮って欲しいと思う俳優希望者がいれば、是非私に一報を…
おわり(笑)