第8章 アカデミーな相葉ちゃん♥
「役名もないんですか? じゃあ俺は一体何をすれば…」
ああ、面倒くさい…ε-(ーдー)ハァ
「君には私の指示通りに動いて貰う。台詞は君にお任せする」
「えっ…、俺が考えるんですか?」
考える…?
まあ、簡単に言えば…そうだが…(-ω-;)ウーン
「考える、というよりは”感じる”の方が、感覚としては近いかも…」
「感じる…。良く分かんないけど、俺頑張るっす!」
フッ…、やる気だけは十分なようだな…
「説明は以上だ。君さえ良ければ、このまま撮影に入りたいんだが…どうだろうか?」
私は既に準備万端だが…( ˆωˆ )ニヤニヤ
「はい、是非是非!」
「そうか、では早速始めようじゃないか」
「あ、衣装は…」
衣装か…
下着だけあればこと足りるのだが…
とは言っても、新人だし…
「そのままで構わないよ」
どうせ直ぐに脱ぐことになることだし。
「あ、因みに多少汚れてしまっても構わないかな?」
「それなら全然大丈夫っす!」
フフ、それを聞いて安心したよ。
「じゃあ、始めようか。先ずはそうだな…、そこのベッドに、ベッドヘッドを背に座ってくれるかい?」
「はい」
おお、なんて素直な奴なんだ。
新人は面倒なことも多いが、無知な分扱いだけは楽で良い。
「こうですか?」
指示通りにベッドヘッドを背に座る相葉雅紀。
私はそれを見てカメラを回し始めた。