第6章 絵描きな潤くん
ピンポ~ン♪
あっ、どうやら”弟子”が来たみたい(*^^*)♪
さぁて、どんな子かなぁ?(゚v゚*)ワクワク
…って、マジかよ…(;^_^A
覗いたドアスコープの向こうに見えたのは、オイラが想像していた”可愛い子”でもなければ”美人さん”でもなく、キリっとした眉毛の、どちらかと言えば”イケメン君”で…
オイラはドアを少しだけ開けて、隙間から顔だけを出すと、
「お隣さんと間違えてなぁい?」
と、イケメン君にニッコリ微笑んで見せた。
でもイケメン君は首を横に振ると、ポケットの中に手を突っ込んだ。
えっ、まさかナイフでも出てくんの?
それともピストル?
やだよ、オイラまだ死にたくない!(>_<)
オイラは咄嗟にドアを閉めようとしたけど、そのドアはニョキッと伸びてきた手につかまれ…
「ご、ご、ご、ごめんなさい、どうか命だけは…」
頭を抱えてその場に蹲った。
ああ、オイラの人生もここまでだ…と、諦めかけた、その時…
「あの、これ紹介状なんですけど…」
頭の上から降ってきた声に、恐る恐る顔を上げると、そこにはヒラヒラと一通の封筒が揺れていて…
「紹介状…って…?」
何とも間の抜けた声で聞くと、イケメン君がオイラに向かって深々と頭を下げた。
「松本潤です。大野先生に弟子入りさせて下さい」
って…
マジっすか!w(°O°)w