• テキストサイズ

【青の祓魔師】悪魔に落ちた瞳

第19章 お出かけ



あれから数日….

いつも通りメフィストとオフィスで新しく入った任務の精査中。

メフィストは1枚の依頼書に目が止まる。

「おや?これは何やら気になりますね?」

一枚の紙をフールに手渡す。

『何??』

そこに書かれていたのはこの前いったばかり獅神島からの依頼だった。

場所は…観光地の方ではなく住宅街のようだ。

「ほら、日本では珍しいですよね。屍人(ゾンビ)とは……」

『確かに…』

「まぁ他の依頼と同様に調査隊を派遣しましょう」



ーーーー数日後ーーー



再度、獅神島から依頼が入っているようだ。

ー“いつ来てもらえるのか”とー

「調査隊のパーティを組んで向かったはずでは?」

『うん。中級祓魔師1名、下級祓魔師2名ので向かわせてるわ。』

「流石に獅子島に着いていない….わけはありませんよね。行方不明ということですか…」

『行方不明となると簡単な話じゃなくなるわ…』

考える2人…

「取り敢えず状況を把握することですね。上級も交えてでしっかりと体勢を整えて向かってもらいましょう?」

『ええ。今いる祓魔師で直ぐに調節するわ…』

“一体あの島で何が起きているの??”



ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

ーー





薄暗い部屋の隅……

黒い団服を着た数名が項垂れている。

その手には鎖が繋がれている…


囚われた団員を背に跪く1人の男性。

「さぁ、行って報告してこい」


「はっ!」

命を受けてその場から立ち去る。



囚われている団員たちの姿を見た黒いマントを被った男は高笑いをする。


「ハッハッハッ!上級祓魔師まで送ってくるとは…コイツはいい駒になるじゃないか…」

「さて、おまえらはエサだ…。あいつなら間違いなく見逃せないだろう…」




「さぁ……待っているぞフール……」


/ 285ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp