第4章 Lovely Sweet Angel
本当に。
PCで夜景がきれいな外資系のホテル、
って思い探して予約したけど、実際に泊まったことがある訳ではなく。
勿論、一面ガラス張りの部屋から見る夜景も、
『初めまして』な訳で。
これはもう、女子じゃなくても素直に感激する。
なんか、宝石箱、なんて言葉、
最早この夜景の前ではチープに聞こえる...
「翔ちゃん!感動しすぎて...泣けてくるよ...」
智は、そう言ってホントに鼻をすすった。
「智...顔見せて...」
俺が覗き込もうとすると、慌てて顔を伏せて、
「ヤダ...」って...
......俺を殺す気か!?
俺はそっと智の顎に手を掛けて上向かせた。
その拍子に、綺麗な涙が零れ落ちた。
「泣くなよ...」
本来なら。
『何泣いてんだよ?』ってなるところだけどさ。
ほら、俺も今日は異様な盛り上がりを見せちゃってるからさ~(#^^#)
可愛すぎる『さとこ』を前にして、少しカッコつけてスマートな紳士を気取りたくなる。
↑中身は『野獣のまんま』ですけど~(^^)/
涙で潤んだ瞳は、夜景を映してキラキラしてる。
「......」
黙って見つめていると、智は少しハニカミながら、
「....キス..して...」
と、身体を摺り寄せて来た。
......マジですか(´・ω・`)
俺の、おれが、期待してグッと存在感出すのを感じながら、静かに、その花のような唇に自分のを重ねた。
......ゆっくり。擦り合わせるだけのキスは、逆に身体の芯に火を灯す。
「...んっ..翔..ちゃん..」
鼻から抜ける彼の声に、ますます俺の、おれは、『まだですか?』とズボンを押し上げた。
......まあ待て。慌てんなって///