第1章 ぶるぅな奴らの日常編
...病院の屋上。
CMで何度も流れていた『あのシーンだ』
演技派の女優さんとの迫力あるシーン...
別れようという翔ちゃんに
↑実際、翔ちゃんではありませんけど...
『和也は今も夢を与えられる人だよ...』と、
涙ながらに訴える奥さん...
↑こちらも奥さんじゃないけどね...
「グラス持ってきたよ~...って、智!泣いてんの??」
そう。
俺はもう、ボロボロ涙が零れて...
こんなにドラマに感情移入したのは初めてだった。
さっきまでは、奥さん役の女優さんとのシーンが、どうしても面白くなくって。
こんなこと、翔ちゃんには言えないけどさ...
だって、お仕事のことだし...
演技なんだもん...
分かってるけどさ。
二人で見つめ合っちゃったり、抱き合ったりしてるの見ると、正直モヤモヤが大きくなる。
...それ、俺の翔ちゃんだからね!!
って、言いたい...
↑いい歳したおじさんとは思えませんけど...
↑おじさんゆうな!おじさん...
「智...そんな、泣かなくても...」
「だってぇ~...和也が...和也がさぁ~...ズズッ」
注:言い遅れましたが『和也』は櫻井翔の役名です!
翔ちゃんは苦笑いしたけど、俺の涙をティッシュで拭いてくれ、俺の肩を抱いて凭れさせてくれた。
翔ちゃんの胸に抱かれて観る、本人のドラマ...
何て贅沢なんだ///
紆余曲折。
色んな事があって、人間として成長していく主人公を、翔ちゃんは見事に演じきった。
...俺が言うのもなんだけど、お正月から、ホントに良いドラマだった。
翔ちゃんがやってたからじゃないよ?
↑何度も言うと、逆に怪しいの!
↑ですよね~(^ω^)