第1章 ぶるぅな奴らの日常編
第一部、三つ巴対決はザキヤマ軍の勝利で幕を閉じた。
ここで第二部。ババ抜き対決に突入。
ってなるけど。実は、ババ抜きはこの前に撮ってあった。
スタートは、『誰にも言わないでください』
と念を押されれた、俺の謝罪から始まる。
「いや~、大野さん、今回美味しいですよ~♪」
格好のネタがあったと、プロデューサーはホクホクだけどさ。
俺はちょっと憂鬱。
オープニングで、翔ちゃんに俺のミスで、
決勝に行かせてしまい、すみません、
と謝らなきゃいかないんだけど。
...実際に、俺が4と3をペアにして出してしまったことが原因って、前の収録じゃ、分かんなかったから。
「なんで、あんなことになったんだろうね~」
って俺が言うと、
「ぜって~誰かが間違えたんだよ!」
と唇を尖らせる翔ちゃん。
まあ、本気で怒ってるわけでもないんだろうけど。
二人で、間違えた人を
(ホントは俺だって知らないから..)
攻めてたんだよね~(-ω-)/
なのに。
これだよ...俺がやりそうだって、そう思って、
少しでも庇っとくんだったよ///
『櫻井翔様、大変に申し訳ありませんでした!』
と謝罪する羽目に。
謝る俺に、お約束通りツッコむ翔ちゃん。
そんな俺たちを、3人はニヤニヤして見ていた。
そんなこんなで、大盛り上がりの中、
BABA嵐は終了した。
なんと、よこの最弱王で終わった。
免れて大喜びの相葉さんだけど、
あからさまにがっかりして肩を落とすよこに、
申し訳なさそうな、気の毒そうな顔をしてた。
そう言うところが、
相葉ちゃんのいいところなんだよね...
......そしてそれを、俺たちは二人で見ていた。
新年3日の夜。
自宅のソファーに仲良く座ってお酒を飲みながら。