第9章 大好きのカタチ
【潤side】
ツッコんだ『にのちゃん』の奥に、
震えるローター残したまま、
かずはゆっくりと腰を抜き差しする。
その圧倒的な存在感と、逃れられない痺れる刺激に、
雅紀は目をぎゅっと瞑り堪えている。
そんな状態なのに、『おれ』んのを口から出してしまわないように、手で根元をしっかりと握ってくれる。
そのせいで、抱えた片脚がまっすぐに伸びた。
細くて長い…筋肉質な綺麗な脚だ…
涙を浮かべながらも、
健気に『おれ』舐めしゃぶってくれる雅紀にキュンとした。
体勢が変わった雅紀の片脚を肩に担いで、
ここぞとばかりに突き上げる角度を変えるかず…
「…んんっ…っ…んぐっ///」
堪らず雅紀は、身動きのできない身体を、小さく捩った。
……かず…
やっぱお前、そんな可愛い顔して悪魔だわ(^^;
「ああっ…雅紀…お前の中、最高…」
「…ぐっ…ん…っ…」
↑何か言いたいけど喋れない
「雅紀…俺、もう…ヤバいわ…」
「……」
↑涙目
悪魔は、今現在の、この状況に似つかわしくない、最高に可愛い笑顔を見せた。
「イクよ~♪」
「…っ…んっ…」
かずの規則的な抽挿が始まると、『おれ』を咥えたまんま、雅紀の身体も揺れる。
「ああっ、雅紀、歯…立てんな、ってば…」
背筋を、ゾワゾワが駆け上がった。