第8章 Imaging Crazy〜ずっと君を想うから〜
【智】
洗濯をして、ベッドのメイキングをした。
ピンと伸ばしたシーツが、
海の白い波みたいで、綺麗だ……
今夜も、翔ちゃんと、
この海で泳ごっかなぁ(*ノωノ)
↑兄さん…すっきゃな~(;´∀`)
あ、もう直ぐお昼だ。
今日は、この前大量に貰った
しらすをたっぷりのせて、
しらす丼にしよう!そうしよう!
あ、さっき、珈琲落としてたんだった!
忘れてたよ~///
掃除も終わり、洗濯もし、
朝ご飯の食器は食洗器にぶち込んだし…
コーヒーカップを片手にベランダへと出た俺は、ベンチに腰を下ろすと、
深呼吸してからカップを口に運んだ。
「あちっ///」
ああ、何ていい天気なんだろう~?
青い空を半分に分ける様に、
真っ白な飛行機雲が、
ゆっくりと北へと伸びていく。
幸せだな~、俺。
大好きなメンバーと、
大切な人と、
一緒にいられる幸せ……
改めて…
この出会いって、奇跡だな…って、そう思う。
この5人で嵐をやって来て、
20年も一緒にいられて…
本当に感謝してる。
そして、何よりも…
自分よりも大切な人に愛されて…
何の不満もない…ないっていうか、
言っちゃいけないよな~
言ったらマジで、罰が当たる…
↑結構文句言ってますよね~?
明日あたり、罰が当たるかもよ…
櫻井翔…
俺には勿体ないくらいの人だ。
今までいろんなことがあったけど、
翔ちゃんはいつも俺のことを一番に考えてくれて、
いつも守ってくれた。
きっとさ、
これからも守ってくれるんだろうな~、って、
そう思う。
そして俺も、彼に守られてるだけじゃなくて、
ちゃんと自分の足で歩いていかなきゃ、って
そう強く思う。
翔ちゃんに言えば、
俺はずっと守っていたいって思ってるよ…
そう言うだろうけどね…