第8章 Imaging Crazy〜ずっと君を想うから〜
そうやって、頭冷やせ、
みたいに突き放して距離を取ったんだろうけど…
↑よく分かってるじゃん!(^^;
別にいいよ!
そっちがその気なら、俺だって、
翔ちゃんと別々に寝ることだって
たまにはあるし…
翔ちゃんが台詞覚えてる時とか、
俺が風邪ひいてうつさない様にしたいときとか、
だから平気だもん!!
俺は、ベッドルームに一人で行って
昼間綺麗に自分でメイキングしたベッドにダイブした。
硬めのスプリングは
俺の身体を大きく跳ね返した。
はあぁ~、気持ちいい♪
もう寝よ!!
………
……………
………(・_・)
何でだよ!?
何で眠れないんだろ??
昼間、結構長く寝ちゃったからかな?
↑優雅にお昼寝したんかーい?
俺はギュッと目を瞑った。
……
……………(;一_一)
何度も寝返りを打つけど、
どんどん目は冴えて行く…
瞼の裏に浮ぶのは、
大好きな人のやさしい眼差し…
眩しいくらいの明るい笑顔……
………
「……しょおちゃん……」
淋しくて…
翔ちゃんの枕を引き寄せて
抱き締めたその時、
寝室のドアが開いて、
廊下の灯りがベッドまで届いた。
その眩しさに、
急いで枕を離し、反対側を向いた。
「智…」
「……」
「起きてるんだろ~?」
「……」
「俺、リビングのソファーで寝るから」
「……」
なんで!?何でそんなことわざわざ言いに来たの?
いつもはそのまま寝ちゃったりするくせに…
「じゃ、おやすみ…」
俺に届いていた細い灯りが
ゆっくりと消えていく…
ヤダよ//////
「翔ちゃん!」
布団を跳ね上げて、ベッドから飛び降りた俺は、
そのまま、ドア大きく開いて待っていた、
翔ちゃんの胸に飛び込んだ。