第7章 MJの憂鬱
「あれっ?いい匂いしない?」
「あ、分かった~?
ダークチョコレートだって!」
「ホントに?… …」
あろうことか、二人して、
俺の蕾に鼻を近付けて、
クンクン匂いを嗅いでやがる!!
「ちょっ!!何やってんだよ~?」
「えっ?いや、雅紀が買って来たローションが、すげーいい匂いするからさ…嗅いでた!」
「新宿二丁目で大人気♡って書いてあったよ~?」
「マジで?おかまさんたち、こんなの使ってんだな~♪」
「みたいだよね~(^^)」
「…って、お前ら!!人の股の間で、
何語り合ってんだよ///」
「なんで~?」
「いいじゃん♪」
こいつら……わざとやってんだ///(-_-メ)
俺が、恥ずかしがると思って。
俺は悔しいかな、
耳が燃えるように熱くなり、
きっと真っ赤なんだろう、と推察する…
この二人にあっちゃ、
簡単なもんなんだろうな、俺なんか…
でも……
だけど、それが、嬉しい。
俺のこと知り尽くしている二人だからこその連係プレイで、俺は外からも中からも、高められていった。
雅紀の指は、遠慮なしに中に入って動き回り、
直ぐにそのポイントを暴き出した。
「あっ///雅紀、ちょっ…」
堪らず閉じようとした膝は、
ニノにすかさず左右に開かれる。
「…潤…感じて?…俺たちを…」
セックスの時しか、呼ばない呼び方で甘く囁かれ、俺は身体の芯に、血液が集まって来るのを感じた。
二人掛かりの巧みな愛撫で、
俺はもう虫の息だ。
「…ねえ、もう…ヤバいって…んっ…」
「潤…イッテもいいよ♪」
「見せて💜…可愛い、イキ顔…」
………抗えない……
「…あ…あ、あっ…イク、イクッ…」
マットの端を掴んだ俺の手を取って指を絡め、
反対側の手は、一気に扱くスピードを上げるニノ…
その一点を、何度も執拗に擦りながら、
内腿にキスの雨を降らせる雅紀…
…もう……限界だ…(>д<)