第7章 MJの憂鬱
【 智side 】
「…翔ちゃん…大好き…ぎゅってして~」
「フフッ、智、甘えん坊♡」
もうすっかり着ていたものを脱ぎ捨てて、
俺たち抱き合った。
シャワーで洗い流した肌は、
もうしっとり汗ばんでいる。
「智…」
「翔ちゃん…」
見つめ合って、もう一度唇を重ねようとしたその瞬間、
「やっ、ちょっ、そんな、いきなり」
隣から聞こえて来た松潤の切羽詰まった声。
ちらっと見ると、両側から二人が乳首に吸いついていて、松潤は真っ赤になりつつも、
二つの頭を抱え込んでいる。
……やる気じゃね~かよ(^^;
松潤が二人に可愛がられちゃうって言うのは、
最初から想定内だった。
「あっちは3人だから、俺らよりももっと大きいベッドがいるよね?」
予約段階で詳細を決めているとき、翔ちゃんがそう言った。
「だよね~♪しかも、誕生日だから、松潤が二人をいただくパターンなんかな~?」
「いや、俺は逆だと思うよ~」
翔くんはニヤニヤしている。
そっか…そういうパターンか…
じゃ、俺も…
「あ、智はダメよ?あなた誕生日でもないんだからね~」
「え~っ!なんでだよ~…」
な~んて♪一応は抗議してみるけどさ、
最初から俺、その気だし(*^^*)
テントの中で、翔くんのテントを…ムフフッ
↑下ネタかよっ///
「松潤、普段からは想像できないよな~…
ああいう姿🎵」
なんて言いながら、翔ちゃん!
仰け反る松潤の顎のラインに、見惚れてますよね?
「翔ちゃん!!こっち向いて!」
俺は翔ちゃんのほっぺたを挟んで自分の方を向かせた。
「俺を見て!」
「はいはい…」
「返事は一回!だいたいさぁ~、翔ちゃんって…ん///」
もう少し文句言いたかったのにさ。
ふいに唇を塞がれて、心臓が跳ねた。