第3章 夏
隣のデスクの上。
ドラッグストアの袋を探った灰羽くんは箱の中から乱雑に避妊具を取り出すと、パッケージを歯で食いちぎる。
急いた姿が獣のようでぞわりと肌を泡立たせた。
灰羽くんは何も言わずに皮膜を纏った自身を私の秘部に擦り付ける。
散々指で刺激されたソコは灰羽くんを早く受け入れたくて仕方なかった。
「灰羽…くん?」
「俺のコレ、欲しいっすか?」
ちゅぷり
先端が入り口を割って入ってくる。
しかし奥までは入らず入り口を出たり入ったりを繰り返してる。
「っ…」
「ちゃんと強請らないと挿れてあげませんよ。」
「…っ………挿れて…?」
肩越しに灰羽くんを見ながらそう言うけれどなぜか灰羽くんの反応はイマイチ。
「何を挿れて欲しいんですか?どこに欲しいんですか?
ちゃんと言わなきゃわかんないっすよ?」
その言葉は前に私が仕事の時に言った言葉を真似たもの。
”どんな情報が欲しいの?それはいつまでに欲しいの?
ちゃんと言わなきゃわからないわよ?”
それに気づき、私は顔を真っ赤にさせた。
「ずるい…」
わかっているくせに。
何が欲しいかなんて。
わかっているのに言わせたいなんて…
興奮する。
乾いた下唇を舌で舐め、両手で濡れた秘部を広げ挑発する。
「ココに灰羽くんの太くて硬いの…頂戴。」
「挿れるだけでいいんですか?」
ぴとりと入り口にあてがわれる肉棒が欲しくて、もぞりと腰が動く。
「そのままなんて嫌。
いっぱいかき混ぜて…私のナカで射精してよ。」
挑発的に笑えば、灰羽くんは自身の肉棒を私の最奥まで一気に突き刺した。