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秘密のあいらぶ・ゆー【HQ】

第15章 離婚、する



タクシーの中でも、タクシーを降りてからもずっと繋がれた手。
鍵を開けドアを開けた瞬間、唇が塞がれる。

「ま…だ…」

「待てない…」

キスをしながら部屋へと押し込まれる。
ばたりとドアが閉まった瞬間、灰羽くんの手が私のシャツの裾に伸びた。
ぐいと持ち上がるシャツとブラジャー。
勢いよく溢れた胸がぷるんと震えながらこぼれ落ちた。
なんども何度も吸われなぶられる舌が、理性を壊していく。

「はい、ば…く」

「なに?文乃さん。」

「もっと…」

言うか言わないか。
そんなタイミングで刺激される乳首。
親指で押しつぶされ爪で引っ掛かれ、ふるりと背が震える。

「きもち…」

独り言のようにぽろりと口からこぼれた言葉。
灰羽くんはそれを聞き取ったらしく、舌を絡めながら胸をさらに弄る。
不意に唇を離した灰羽くん。
キスでついたお互いの唾液を手の甲で拭うと、口元を弧に歪め笑う。

「乳首の感度上がってませんか?」

ぴんと弾かれ思わず声が出る。
ぐにぐに、くりくりと、灰羽くんは乳首だけを弄ぶ。

「も…やぁ…」

「なんでですか?気持ち良いくせに。」

触れてほしい場所には触れてくれない灰羽くんに焦れた体が欲しいとねだる。
スーツを汚してしまうのはわかっているけれど、下半身の疼きが止められず足に押し付けてしまう。

「こんなに押し付けて…我慢、できないんですか?」

くいと顎を掬われ見つめられる瞳。
翠の瞳はぎらりと光り、今すぐ私を捕食したいと訴える。

「乳首…だけじゃなくて…」

「うん?」

「欲しい…の。ココに…」

濡れた下着越しに訴えれば、私の体は灰羽くんの手で宙に浮き、上がり框に体を横たえられる。

「すんません、椎名さんっ…俺、マジでヨユーないっす。」

灰羽くんはパンツのポケットから財布を取り出し、その中から避妊具を取る。
それを唇に咥えながら忙しなくベルトを外しパンツと下着を下げると、中からぶるんと勢いよく灰羽くんのモノが飛び出した。
余裕がないのは本当のようで、いつも以上に張り詰めたソレは、先走りを纏わせテラテラと光っていた。

「っ…おっきい…」

「その大きいので今から突いてあげますから。」

灰羽くんは手早く避妊具を纏わせると私の足をぐいと開く。
そしてにやりと笑うと灰羽くんは、私が履いているストッキングに爪を立てた。

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