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君との時間。

第4章 お腹が痛い場合【キングVer.】



『うぅ~...』

「...」

『ぃ、いたいぃぃ...』

「...」

月イチの来ちゃったよ~...
痛すぎてベッドから起きれず
うずくまって痛みに耐える。
キングが起きてこないからって様子を見に来てくれたけど痛くて痛くてどうしようも出来ない。
キングが扉から困った表情で私を見る。

「胃薬いる?」
『もー!違うし!』
「食中毒かもしれないよ!?
医者に...『それもちっがーう!』えぇ...」
『暫くほっといてくれて構わないから』
恥ずかしくて言えないからとりあえず落ち着くまではほっといて欲しい。
あー、痛い痛い痛い痛い...
それなのにキングはまだ動かず腕を組んで考えてる。いいから早く行ってー!
「あ!わかった!
生r『ばかーっ!』いてっ」
生理とか言うなばか!もー!
私が投げた枕をボスっと顔で受け止めたキングはまた困った表情に戻ってベッドの側に来る。キングにぷいっと背中を向けるとうずくまる私の横に寝転び毛布で私とキングを覆って後ろから脇の下を通して私の手の甲の上に自分の手を重ねてきた。

『...ばか』
「うん。ごめんね」
『いーよ。』
「...痛い?」
『ちょー痛い』
「そっか」
『うん』

重ねた手を私の手の下に移動させお腹をさすってくれるキング。
「痛いの痛いの飛んでけー」
『ふふっ
バカじゃない?』
子供じゃあるまいしと思ってもなんだかおかしくて笑ってしまった。あ、痛いの止まったかな?
キングに触られてると痛いのが消える...匂いもリラックス効果があるはず...落ち着くー
『キングー』
「なに?」
『暫くいてね』
「はいはい」

たまにはこうやって過ごすのも悪くないね!


end
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