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銀魂の短編集!2

第9章 《裏》大好きな…【吉田松陽】


私は、天人と戦っている。
たった一人で。


私は好き好んで一人で戦っている訳じゃない。


仲間が、いないのだ。
天人は死ぬほどいても、人間はここらには一人もいない。


だから、一人で戦っている。


でも、そんな日常はある日唐突に終わった。


?「貴方は、とても強いのですね。」

急な出来事だった。人間らしい口調の奴が、私の後ろに立っていた。
後ろを向くと、
そこには人間がいた。
優しそうな笑顔の、人間が。


夏希「…あなたは、誰。」

私は、長らく人間に会ってないので、
そりゃ警戒もした。

松陽「おっと、そんなに殺気立たなくても大丈夫ですよ。

私は吉田松陽。
松下村塾という寺子屋の先生です。」


夏希「寺子屋…。」

こんな戦争時代に寺子屋など…。
そう思ったのだが、その松陽の後ろには、小さなモジャモジャ頭がくっついていた。


?「あぁ?先生、こんな奴連れていくのかよ、ヤバくね?」
と見た目に反して随分生意気だ。


松陽「こら、銀時。いけませんよ」

そう言って銀時と呼ばれる子供にげんこつをした。


すると、その子供は地中に埋まった。


どうやら、松陽とやらは相当強いようだ。


夏希「…で、私に何をしろと。」

私がそう言うと、
松陽は笑ってこう言った。


松陽「私の寺子屋に来てください。」

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