第7章 《裏》蝶の憩いの場【高杉晋助】
小鳥の囀りでふと目を覚ます。
すると隣には、
鬼兵隊総督の晋助さんがいる。
晋助さんは、戦いで疲れるといつも私の部屋に来て、
休息を取る。
…いや、寝てないかも…。
夏希「寝顔もまた綺麗ですね…。」
そう言って頭をくしゃりと撫でた。
晋「そうか。じゃあ、もっと見るか?」
と言われ、軽いキスをされる。
夏希「っつ…晋助さん。」
晋「ククッ、初々しい顔をするねぇ。
」
そして、晋助さんは私の頭を撫でた。
夏希「ふふ、でも晋助さん。今日は私も戦に参加する日ですから。
お願いしますね?」
晋「…ククッ、おめーさんは俺が守るぜ。」
そして支度をし、
外へ出ると、
鬼兵隊幹部さん達が揃っていた。
また子「おはようっす夏希、今日は出陣っすか?」
夏希「うん、そうだよ。おはよう、また子ちゃん。」
幹部さん達に挨拶をすると、
私は船の近くの倉庫から愛刀を取りだし、腰に差した。
夏希「さて、そろそろ時間ですね。」
晋「あぁ。行くぞ、てめぇら。」
また子「はいっす!」
そして、私達は戦場へ向かった。