第24章 《裏》媚薬使ってみました【阿伏兎】
阿伏兎「お、いたいた、夏希。」
夏希「あ、阿伏兎さん!」
私は手をぱたぱたと振った。
だって大好きな彼氏ですから!
夏希「どうかしたんですか??」
阿伏兎「ほら、お前の欲しがってた花だ。」
と言ってハート型の花をくれた。
夏希「ふわぁ…!!ありがとうございます!!」
私はその花束を抱き締めた。
阿伏兎「あぁ。生け花にでもしてくれ。」
そう言って阿伏兎さんはぶらりと行ってしまった。
夏希「はぁぁ…、いい香り…!」
私は花の香りを楽しんだ。
香りはどんどん甘くなっていくような気がした。
そして、私の体はどんどん熱くなっていった。
夏希「っぁ…??」
服が体に擦れるだけで声が出てしまう。しかも、私の体は快感を欲していた。
夏希「んん、はぁ…っ。ぁっ…」
熱さに苦しみ悶えていると、
阿伏兎さんが部屋に入ってきた。
阿伏兎「わりぃ夏希。いい忘れたんだが、その花、あんま匂い嗅ぐなよ………って、もう遅かったか??」
夏希「あ、ぶと、さぁ…んっ、これ、なに…っん」
阿伏兎「あぁ。この花は匂いを嗅げば嗅ぐほど媚薬の効果が高まるんだ。」
夏希「び、媚薬………」