第2章 《裏》ヤキモチも大概に。【桂小太郎】
なんとか逃げて、
一番安全そうな押し入れに入った。
夏希「どうかバレませんように…」
私は腕に力を込めて祈ったが、
その祈りは皆無と化した。
桂「お、みつけたぞ、夏希。」
夏希「ぁ…。」
すぐバレてしまった。神様のばかぁ…。
桂「夏希。どうして逃げた?そしてその格好とは…?」
桂さんは顔を近付けて私に囁いた。
夏希「うぅ…。」
私は、渋々事を話した。
だがすぐ後に後悔する事になったー…。
一通り話し終え、
桂さんの顔色を伺うとー…。
桂「夏希、銀時といたのか?
銀時と出掛けたのか?」
夏希「あ……。」
ヤバい。"銀ちゃん"と言う名を出さなければ良かった…。
そのお蔭で桂さんはガチギレ。
ー…あぁ、私終わったな。