第2章 《裏》ヤキモチも大概に。【桂小太郎】
外に出ると、
月詠さんは満足そうな顔、
銀ちゃんは鼻血が出そうな位に顔が赤くなっていた。
それもそのはず、
私が今来ているのは、
背中や脇腹、胸元がざっくり空いていて、
大人の色香全開の紐で結ばれ、
まさに"襲ってください"と言っているようなものだった…。
夏希「見ないでください…。」
月詠「ほう。スタイルが良いようじゃの。どうじゃ、貴様。吉原で働かぬか?」
銀時「へぇ。中々エロい…。」
夏希「恥ずかしい…!」
こんな格好、桂さんが見たら幻滅しちゃいそ…。
銀時「じゃあ、夏希。お前はそのまま帰れよ。」
夏希「こ、このまま!?わ、私の服は!?」
銀時「いつか返す。」
と言って銀ちゃんは行ってしまった。
夏希「嘘でしょ…」
私は、人目につかないようにして家に帰った。