第37章 最期の時
涼太
「そうだ…これ…預かってきたよ」
涼太さんは私にバックを渡してきた。
私の愛用のバック…
中を覗くと…女中手帳のみが無くなっていた。
(………)
一気に悲しみが私を襲う…
肩を揺らして泣く私を涼太さんが包んでくれた。
涼太
「行く場所がないなら…俺と一から頑張ってみない?」
みわ
「一から…?」
涼太
「新しい場所で暮らして、
新しい場所で働いて…」
(…そっか…住む場所も働く場所も私には無いんだった)
みわ
「それは良いかも知れませんね!」
涼太
「そうと決まれば!早く退院しよう!!
こんな場所に居たらもっと悪くなるよ!」
みわ
「え??」
涼太さんは側にあった車椅子に私を抱き上げ乗せてくれた
涼太
「いくよ」
みわ
「あ…はい。」
私の新しい人生が始まった?