第35章 女中 .
みわ
「分ったなら手帳を返してもらえます?」
涼太
「駄目!俺たちの正体がバレたからには帰す訳には…」
みわ
「安心して下さい、私はたかが女中です…
私の話なんて誰も信じてはくれませんし…
だれも…私の事…大切だなんて思ってくれてませんから…
気にもしない……ただ……
便利な雑用係としか思っていませんからね……
あなた達の事…とてもじゃないですが言えませんよ……
そんな立場じゃない…から」
所々、本音が混じる
涼太
「………」
皆、私を可哀想な目で見る
涼太さんは私の手にそっと手帳を返してくれた。