第22章 ヘンゼルとグレーテル【魔女の甘い誘惑】
不安になった私は兄の方を見る
みわ
「え!??居ない!?」
山崎ネズミ
「居ないね」
ベッドはもぬけの殻だった。
(いつ居なくなったの!?
わたし、ずっと起きていたのに気がつかなかった)
土方
「魔女のところにいるのかも知れないな、
俺達がお前の背中を衛ってやるから篠原の所に行こう!
時間がねぇ…急ぐぞッ!!」
土方ネズミは妹の肩から降りると、
偉そうに指示を出します。
(お前の背中は衛ってやるって……
ネズミなんですよ貴方は!!って言ってやりたい。)
山崎ネズミも妹と同じ心境なのか、
肩の上から土方ネズミを冷めた目で見ています。
みわ
「大丈夫です!私は自分の身は自分で…
それより篠原さんが心配です!急ぎましょう!!」