第22章 ヘンゼルとグレーテル【魔女の甘い誘惑】
みわ
「つかぬことをお聞きしますが…
何故お二人はお婆さんにネズミに変えられてしまったんですか?」
山崎ネズミ
「怪しい魔女らしき女が
このログハウスに出入りしているのを見かけたと
垂れ込みがあったから来てみたんだけど…」
土方
「…魔女討伐部隊の副長である俺がこのザマさ…
奴は間違いなく魔女だ…しかも魔法が使える……」
山崎
「魔法だけじゃない…洗脳も得意としているから相当厄介です。」
(あのお婆さん、変な感じしたもんな…)
みわ
「洗脳か…」
山崎
「はい。洗脳です…
あの魔女は洗脳をしたい相手の目をよく見ながら話すことから始めます…これは…ここ数日のネズミという身体をフルに使った張り込みで分かりました。」
みわ
「…そっか!だからね!
お婆さんから私を庇う為に一歩前に立っていた兄が急に変わってしまったのは…」
土方
「そこが謎だよな…
たった数分間で完全に洗脳できるなんざまずあり得ねぇ…
洗脳ってのは本来は徐々に徐々に相手の心を侵食していくものだ…
考えられるのは…お前の兄は…
もともとあの魔女と同じような思想の持ち主だった…と言う事だ。」
みわ
「え!?兄が!?」