第9章 〜コータロー君の願い〜
〜奥貫のつぶやき〜
“愛ではなく、恋”の第1章、
及川さんの物語で、
木兎さんが、
女医を目指す彼女を応援していたことを
覚えいますか?
『だって、お医者さんごっこしたいじゃん。』
と木兎さんは及川さんに言ったけれど、
後に、別れ話をする二人を見守っていた時、
その話をした及川さんに、
赤葦君は
『木兎さんらしい照れ隠し』と言って、
及川さんはその言葉がどうも納得出来ない
…という場面がありました。
木兎さんは、
なぜあの時、別れてまで彼女を応援したのか。
今更のようですが、
“ウェディングプランナー”と
“愛ではなく、恋”を繋ぎきれていない部分を
ちゃんと片付けておきたい、という
ほぼ、
奥貫自身の心の整理のための
ミニストーリーですので、
帳尻合わせ的な展開になると思いますが
お許しください。