第13章 恋のパワーとは、
やっぱり翔くんの髪はキレイで、
何度触れても胸がきゅんとする。
『本当にキレイな髪…』
そう言うと鏡越しに翔くんが微笑む
「ちゃんのがキレイでしょ//」
『……///
自分で言って照れないで…よ』
「いやぁ//ごめん…//」
やっぱり翔くんはちょっとへたれで、
でも、そんな彼が愛しくて溜まらない。
「……好きだよ」
『え、えっと……うん』
「うんって…ちゃんは?」
『…す、好きだよ…』
もう穴があったらそこに入りたい!
恥ずかしくて顔が沸騰しそう…//
「キス…しない?」
『え、でも…来ちゃうよ?』
「来ないよ。だめ?」
そんなまん丸な目で上目遣いされたら…
『いいよ…』
「…やった」
そうやって静かに目をつぶると、
翔くんがソッと近づいてきて唇に触れる
『んっ……』
「あ"~幸せだわ、俺」
『え?ふふっ…そんなに?』
「うん。超絶幸せっす」