第13章 恋のパワーとは、
♪~♪~♪~
着替えも終わってリビングに戻ると、
テーブルに置いてあるスマホが光ってた。
相手はきっと"翔くん"
『ってわっ!…熱っ!』
アイロンをつけていたことを忘れ、
ついコードに引っ掛かってしまった。
『あ"ー熱い…あ、メール!』
火傷をした手を撫でながらも、
スマホを開いた。
やっぱり相手は"翔くん"
from:翔くん
本文
今日から復帰だね(^^)
おめでと~!
寝癖すごいから直してくださ~い
好きだよ。
『……好きだよって…はぁ~///
どうしよ、もう…』
なんて変な声を出しながら返信した。
どうしよ…こんなあとに何て送れば…
『と、とりあえず…』
"ありがとう!
うん。直しに急速で向かいまーす!
翔くん、私も好きだよ"
『って…はぁあ!どうしよ…』ピッ
照れながらも、
送信ボタンを押して、髪を巻いていった。
早く会いたいな…。