第2章 運命の巡り合わせとは、
ガチャっ
「おはようございます」
えみさんの声と共に始まった仕事
「今日から専属で衣装担当します、
宮島えみです。よろしくおねがいします」
やっぱり、えみさんって…すごいな…
なんか凛々しいっていうか。
『ヘアメイク担当します、です。よろしくお願いします。』
「ん、よろしくです」
ゲームをしながらチラッとこっちをみるのは色白の王子様"二宮さん"
「よろしくね?ちゃんだっけ」
コーヒーを飲みながら会釈をするのは、
ギラギラしてる"松本さん"
「ちょっとリーダー起きなさいよ?
ほら、新しい人来てますから」
「んあ?……ん、よろしくね」
『あ、は、はい。こちらこそ』
そう言ってまた寝てしまう"大野さん"
「ちゃん?どうした?」
辺りを見渡す私に異変を感じたのか、
えみさんがそう問いかける。
櫻井さん……いないのかな。