第2章 運命の巡り合わせとは、
『え?新しい現場…ですか?』
事務所に戻るとそう先輩に告げられた。
その先輩はえみさんの旦那さんでもある、"鬼の宮島先輩"
「そう。人手が足んないらしいんだよ
お前も6年だろ?もういいんじゃね?」
『…はい?ど、どういうことですか?』
「だーから!専属だよ、専属!」
時間が止まったと思った。
確かにこの業界にいれば、専属という
そういう道もあるのは知ってるけど…
「しかも嵐さんのだからな」
『…あ、え、あ……は?』
「お前、大丈夫か~?んな調子で」
『な、なんで私があ、嵐さんの!』
「んなの人手不足だからだよ
つーか喜べ!俺が推薦したんだからな」
宮島さんが私を推薦……んなバカな
あんなにいつも怒られてたのに……
「ま、さっそくこれがスケジュールな」
私の手に1枚の紙を置いた宮島さん
たぶん、これが嵐さんのスケジュールだ
そして、私のこれからの仕事