第2章 Q1、封印の洞窟
「大丈夫…狙うのは足だけ」
殺せんせー「ほっ。それを聞いて安心しました」にっこり
『足だけ!!?;』
烏間「全身を叩き切ってもいいんだぞ?」
「でもそれだと可哀想だし^^;」
殺せんせー「流石初代勇者の末裔!!慈悲深い!!;;」
『感涙してる!!?;』
「じゃあ行きます…」真剣
ごっくり
その瞬間、緊迫とした空気が僕らを包み込んだ。
「スキル発動・魔法と剣術と体術の奥義の極み!
略して魔剣体極み!!」
『へ?・・』きょとん
殺せんせー「にゅやああああああああああ;」
光速を超えた連撃に殺せんせーは避けきれなかったようで…
12連撃浴びた時点で、途中で逃げられた。
何故回数が分かったかって言うと…足が12本残ってるから…;
だけど…本人曰く、最後まで撃ち切ってないそうだ。
「全部で500万連撃なのに;」溜息
『最強無敵だ!!;』
ちゃんは最後まで撃ち切れなかったことに落ち込んだようで
溜息交じりに肩を落としていたわけなんだけど…
僕らは冷や汗交じりにツッコむしかなかった。
「これを一撃で打ち込めるように頑張らないと!」
カルマ「っていうか魔剣体極みって何?;」苦笑
「へ?略称」
渚「しない方がいいよ?
そっちの方がカッコいいし威厳もありそうっていうか」
カエデ「うんうん!」こくこく
「わかった」
烏間「よ…よかったら、『一閃』と呼んだらどうだ?//」おずおず
「解りました。以後、そう呼びます」敬礼
烏間「よぉしっ!!//」ぐっ!!
それから後…
ちゃんの転校手続きは、烏間先生によって迅速に執り行われた。
というのも…
烏間先生が国や政府へ直々に
「ちゃんを殺す必要性は皆無」と、直談判して訴えかけたからだそうで…;
烏間先生が初代勇者のファンだったことは、誰の目にも明白だった。