第24章 はぐれた心の先に…（15）R18※

「…わ、たしも…もっと……家康……に……」




触れて欲しい。恥ずかしくてどうにかなりそうになりながら、そう告げる。





「っく、そ………」





切なげな声をあげた家康。
私を思いっきり胸の中に引き寄せる。





「もう、優しくするつもりないから……」





覚悟してよ。




ドクンッ。




その拍子に、肩に掛けてあった羽織がはらりと床に落ち、寝着だけになった私の身体を家康は横抱きにすると……そのまま布団まで移動し、向かい合わせになるように自分の膝の上に私を乗せた。



「ひまり……」



「んっ……」




シュルッ。



家康は私のうなじに口づけを落としながら、帯と腰紐を解いていく。



「あっ……」



はだけた裾から家康の手が滑り込み太腿を指先でつっ、と刺激され思わず身じろいだ瞬間に、はらりと寝着が私の肩から滑り落ちる。

慌ててかき合わせようと、
伸ばした両手を家康に掴まれ……



胸元が露わになる。



「ひまりの全部……綺麗だから見たい」



「……い、え……やす」



熱い視線をそこに注がれ、羞恥心でいっぱいになり必死に「これ以上見ないで」と目で訴える。



「っつ！……言っとくけど、それっ……逆効果だからっ」




家康はそう言って噛みつくように口づけると、寝着を一気に剥ぎ取り、私の腰を引き寄せ空いた方の手で、露わになった胸を揉みしだきはじめる。


「やぁっ、ん……あっ……」


片方の胸の先端を咥え、強弱をつけながら舌で弄び甘噛みを繰り返す。