第160章 あなたにもう一度後日談(7)あとがき2
「へ??な、な、な、にっ?」
「……はぁ……驚いた顔も可愛い」
鼻先が触れる程、近づいた家康の顔。
蕩けそうな甘く痺れる声。
一気に思考回路が停止する。
翠色の瞳は熱っぽく私を見下ろし、家康は指輪をつけた薬指に唇を寄せた。
「いっぱい、優しくさせて」
「ちょっと…!ま、待って!……な、な、な、何で急にそうなるのっ!///」
着物の隙間に手を入れる家康の身体を押し、私はジタバタと足を動かして抵抗をする。
「……好きだよ。ひまりは俺の大切なお姫様だから」
髪の毛に、すぅ……と綺麗な指先が滑り落ち、優しい手つきが肌を這いずり回り、甘い刺激を呼び起こす。
「ひゃっ……」
ピクンッ。
「はぁ……ピクンッってなる所、好き」
「い、家康///何かいつもと違っ……んんっ」
「……んっ、……ただ、心の声が止まらないだけ」
うっすら開いた瞳と形の良い唇。スラリとした綺麗な指が私の顎を持ち上げる。
「お姫様……ほら、その赤い果実みたいな唇……もっと頂戴」
「……っはぁ」
この、王子様みたいな人……
だ、誰///??
動揺するも、甘い刺激にだんだん体は自由を奪われ、思考も薄れてゆく。
「大っきくて……柔らかい」
「ひゃ、っ……ぁ」
「この綺麗な脚も……唆る」
「……あっ、くすぐっ…」
「背中の曲線美も……堪らない」
「やぁっ……」
「……全部…っ…かわいい」
甘い言葉と声だけで、トロトロに蕩けて……
「…い、え…やす…はぁん…っ…あぁ」
「ひまりっ……俺、心も全部……吐き出して……っ」
甘い家康は散々、私を虜に。
「……あ、れ?俺……どうして…」
「家康〜♡だぁいすきっ。もっと、ぎゅってして♡」
「ど、どうしたの///」
「もっとシテ欲しい♡駄目?」
「っ///(激かわっ)」
私は家康に甘えるように腕を回した。
金平糖は失敗?成功?
それは、二人にしか解らない?