第153章 あなたにもう一度後日談（5）一日目の夜 後編※R18

「はぁっ、あっ、……」


俺に肌を食べ尽くされたひまりは、頬を紅潮させながらゆっくり起き上がると……脚を自分の手で惜しげも無く、広げ、聞き間違いかと思うほど、厭らしい台詞を口にする。



「こ、こに……い、え…やす…の…ちょう、だい」



官能な姿を晒し、更に俺を壊す。




「あぁっ、…！…あんっはぁ、っ」



「俺を、…ど、こまで虜にし…たらっ…気がすむのっ」



「……ひゃぁ、ぁ…も、うっ…イッちゃ……！」



俺は激しく突き上げ、ひまりを絶頂寸前まで連れていき……昇りつめる前に動きを止め、ゆっくり腰を動かす。

ぐちゅぐちゅと鳴り響く水音が俺達を再び煽り、繋がった微かな隙間から蜜が滴る。


（まだ、気をやらせる訳にはいかない）


何となくだけど、金平糖の効果が切れる気がする。そう思い暫く熱を少し冷ます為、乱れた髪を掬いそっと口づけを落とす。 溢れそうになった涙を指先で拭い、白い頸に自分が抱く印に赤い花弁を落としていく。

するとひまりは、身体を捩り……



「……も、っと」



小さくそう呟いた後、突然咥え込んだままのモノを抜き、腕を絡ませたかと思えば……飛びつくように俺を押し倒した。




「ひまり……っ！」


「…あっ、…も、っと…も、っと私に虜に、なって……」



咄嗟に起き上がろうとすると、ひまりは甘い声を出しながらゆっくり腰を沈め、再び咥え込んだ。



「い、えやす……大好き」



「俺も……」



お互い貪るように口づけをし……大胆にも自ら腰を振り、今度は俺を高みに連れていく。



「ハァッ……ひまり、締めすぎっ……」



「だ、だって……はぁ、き、も…ちいい……だも…ん」



俺の可愛いお姫様の中には、淫らなお姫様の姿が隠れていたらしい。


（俺、専用の方も……絶対にやばそう）



「あぁっ……も、…ぅ、だめっ…！」

「俺、もっ……き、つい……っ」



二人で同時に快楽に堕ち。


予想通り……







「きゃぁっ///家康の変態っ！///」




バチーン！！



金平糖の効果は切れた。