• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼な君へ〜

第81章 〜欲しいのは〜謙信様視点




俺は今、心底腹の底が煮えくり返っている……。


「け、謙信様っ!どうかご乱心はやめて下さい!!」

「ひぃっっっ!か、刀を鞘にっ!お、お願いします!!」



「……誰と誰が祝言を挙げるだと?もう一度詳しく話せ」

「あわわわっ……」


俺は青い顔で尻餅をつき、後ろに下がろうとする家来の喉元に剣先を突きつける。


「つ、使いの者からの連絡ではあ、あの姫君は既に戻って来ており、……と、徳川と明日正式に祝言を挙げるとっ……」



(……佐助のやつ、さては隠していたな)


俺は刀を鞘に収め、無残な姿になった机や書籍を蹴飛ばしながら……



「……戦の準備をしろ。城に乗り込む」





(ひまりを必ず奪う)



/ 636ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp