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【HQ】俺が恋したのは超鈍感少女だった

第27章 桜色の空




教室につくと、
友達同士でギューッと抱きつきながら泣きあう人が多かった。


先生は教室にいるが
柔らかい笑顔で見守っている。


ピコンっ


カバンの中で、なにかが音をたてる。

返信はせずに、
メッセージだけ読む。


【ヤッホー☆
佳奈ちゃん
卒業おめでとう
ぼっくんから聞いたよー
今度、制服デートでもどうかな?
あ、既読スルーはなしね☆】

あ、徹だ

読むだけ時間の無駄だった。


すると、先生が、卒アル配るぞーと声を張った。



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