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【HQ】俺が恋したのは超鈍感少女だった

第25章 冬の夜空にお願いを...




夜、結局泊まるホテルを見つけられたので
そこで泊まることにした。



お風呂あがり、
テツと2人、屋上へ上がる。


宮城の冬の夜空。
…いつぶりだろ…


そんな空を見上げる。


「星…キレイだな」

「ん?なぁに。星、見てんの?
意外と乙女なとこあるよな」




「流れ星だ!」


一人で叫ぶと
それに気づいたテツが
流れ星に向かってお願いをする。

なので私もした。



“この先もずーと、ずーっとテツといれますように”
と。


その後も星を眺めていると
テツが私の方を見ながらいう。


「流れ星になに、願った?」

「え?
これからもテツといられますようにーって」


するとテツは私の手を掴んで言う。


「それは俺に願った方がいいんじゃねーの?
俺だったら永遠は約束できねーけど
叶えさせる自身、あるぜ?」


「そっか…」


夜の月明かりが頼りの屋上で、
私は隣にいるテツの唇を奪った。





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